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農産物盗難防止パトロール隊出発式

 

盗難防止に向けて出発式で士気を高める隊員ら

盗難防止に向けて出発式で士気を高める隊員ら

 

早速パトロールに出発するパトロール隊

早速パトロールに出発するパトロール隊

  

 横手警察署や地元防犯協会、JAなど7団体で構成する「ひらか安全安心パトロール隊」は、10月15日、農産物盗難防止パトロールの出発式を、JA秋田ふるさと平鹿総合支店で開いた。11月にかけて、横手市平鹿町を対象に、パトロールを実施。パトロール隊は、今後収穫期を迎えるリンゴの主力品種「ふじ」や、米などの盗難防止対策の強化を呼びかけている。

 

 横手市内では、2008年にリンゴの盗難被害が発生するなど、農産物をねらった事件が起きている。同パトロール隊は、こうした被害を未然に防ごうと2009年に結成し、毎年この時期に巡回を実施。「倉庫などの保管場所には施錠を」「不審者を見かけたら通報を」「不審な車はナンバーを確認」などと放送しながら、盗難防止を広く呼びかける。

 

 出発式には、団体代表者ら22人が出席した。佐々木忠清隊長は「農家への注意喚起はもちろん、啓発することでけん制を図り、盗難の未然防止につなげたい」とあいさつ。その後、佐藤栄作副隊長が「大切な農産物を守り抜く」と宣誓し、早速3台の車両が出発した。

 

(あ)

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ふるさと農業体験2014秋編

 

JA青年部員の田んぼで「めんこいな」の手刈りに挑戦

JA青年部員の田んぼで「めんこいな」の手刈りに挑戦

 

昼食にはJA女性部の皆さんが用意した新米おにぎりと豚汁、野菜サラダ。りんごの食べ比べも

昼食にはJA女性部の皆さんが用意した新米おにぎりと豚汁、野菜サラダ。りんごの食べ比べも

JA秋田ふるさとは10月11日、横手市平鹿町で、市内の小学生児童の親子を対象に、日帰りグリーンツーリズム「ふるさと農業体験2014秋編」を開いた。夏と秋の年2回実施し、今年で9年目。

 親子21組54人が参加した。JA青年部員の田んぼで「めんこいな」の手刈りをした。昔ながらの脱穀実演や、リンゴの品種別食べ比べなども体験した。このうち、脱穀実演では、足踏み脱穀機で脱穀した後、すり鉢と野球ボールで籾すりをし、精米機にかけて精米になるまでを実演。児童らは、手刈りしたばかりの稲が米になるまでを目の当たりにすると、歓声を上げて驚いていた。

 参加した児童の母親は「新米の季節に地元農業の豊かさを体感できてうれしい。ぜひ来年も参加したい」と話した。

(あ)

 

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山内支店を横手市役所山内庁舎に移設しました

横手市役所山内庁舎内に移設した山内支店

横手市役所山内庁舎内に移設した山内支店

テープカットに臨む小田嶋組合長(中)と高橋市長(左から2番目)ら

テープカットに臨む小田嶋組合長(中)と高橋市長(左から2番目)ら

JA秋田ふるさとは、10月6日、同JA山内支店を、今年3月に建て替えされた横手市役所山内庁舎に移設した。市役所内に支店を開設するのは、当JAでは初。同JAでは、地域住民のさらなる利便性向上や行政との連携強化など、さまざまな広がりに期待している。

 

 同庁舎の建て替えで金融機関の導入を検討していた市は、地域住民やJAなどを含めた組織整備検討委員会を2年前に立ち上げて検討。同地区内でライフラインとして定着しているJAへの住民からの要望が強かったことから、採用が決まった。

 

 同日、オープニングセレモニーを、同庁舎1階の同支店窓口前で開き、市やJA担当者ら30人が参加。小田嶋契組合長や高橋大市長がテープカットをした。小田嶋組合長は「行政とJAが一体となったサービスを展開したい。人口減少や地域農業の諸課題に対して、一層連携を深めたい」とあいさつ。高橋市長は「一つ屋根の下だからこそできる新たな取り組みも視野に入れていきたい」と意気込んだ。

(あ)

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2度の雪害乗り越えたブドウ 佐竹知事へ収穫報告

 

2度の雪害を乗り越えたブドウを味わう佐竹知事(左)

2度の雪害を乗り越えたブドウを味わう佐竹知事(左)

JA秋田ふるさとぶどう部会は、9月25日、秋田県庁を訪れ、佐竹敬久知事に種なし大粒ぶどうの収穫報告をした。

2011年と昨年の2度の豪雪で、出荷量は昨年よりも2割少ない460㌧にとどまる見込みだが、懸命な復旧で被害を最小限に食い止めた。今年産は、6、7月の好天で結実は良好。8月の日照不足の影響も少なく、大粒で甘みも十分に仕上がっている。

 

 同部会員や県・JAの担当者ら7人が訪問。種なし大粒品種「シャインマスカット」「ピオーネ」「シナノスマイル」の3品種の出来を報告した。早速試食した佐竹知事は「香りも甘みも豊かで実においしい」と太鼓判。同部会無核会の高橋弘会長は「産地復旧への願いを込めて、いつもに増して心を込めた。このおいしさを、多くの人にかみしめてもらえたら嬉しい」と期待を込めた。

 

 横手市では、11年1月の豪雪被害でブドウの約4億円の被害があり、中長期的な産地復旧を目指してきた。しかし、昨年11月中旬には、初雪による被害が発生。被害面積は全体の1割を超える約15㌶、復旧に必要な資材や樹体被害を合わせると、7600万円に上った。

 

(あ)

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スイカ出荷量 昨年比25%増記録 / 天候や価格変動見据えた産地力強化へ

秋田県一の生産量を誇るJA秋田ふるさと西瓜部会は、9月11日時点の実績を公表し、出荷量が昨年よりも1000㌧上回る8100㌧(昨年比125%)を記録する見込みだ。出荷は13日に終了しており、実績はほぼ確定の見込み。同部会は今後、天候や価格変動などに耐えうる対策を急ぎ、さらなる産地力強化を目指す。

 

 県内の7割以上を生産する同JA産は、4月の定植後、日照時間が多く、5月以降の気温も高めに推移したことから、生育が順調に経過。交配や着果ともに良好だったことから、出荷量は主力の普通栽培で5400㌧(同136%)を記録した。品質面では全体的に大玉で、糖度も平年より平均で2度以上高く、14度を上回るものもあるなど、高品質安定生産を維持した。

 

 しかし、7月中旬の初出荷時から消費地の天候が悪く、前段産地との切り替わりが鈍ったことから、価格は低迷。その後も、最需要期の8月上旬から中旬にかけて、消費地の降雨や台風などの悪天候が重なり、価格が伸び悩んだ。その結果、販売額は10億4300万円(同95%)にとどまった。

 

 同部会は9月17日、販売実績検討会を横手市内で開き、全国の取引市場担当者や部会員ら100人が出席した。市場担当者からは「全国的な豊作と消費地の悪天候という厳しい条件の中で販売は苦戦したが、JA産は特に品質が良好。引き続き高品質安定生産をお願いしたい」との声が相次いだ。

これを受け同部会は今後、①新品種「あきた夏丸アカオニ」などの人気品種の作付拡大、②天候や価格変動などのリスク分散を見据えた作型体系の見直し、③さらなる検査体制の強化――などを重点的に強化することを確認。播磨和宜部会長は「夏スイカの責任産地としてやるべきことは多い。今年度の反省を活かし、さらなる産地力強化を目指したい」と意気込んだ。

(あ)

 

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きのこ4~8月販売額 昨年比8%増記録  猛暑対策が奏功

JA秋田ふるさときのこ総合部会の8月末を基準にしたキノコ販売額は、昨年度を8%上回る7億400万円を記録した。近年課題となってきた猛暑対策などの強化が功を奏し、出荷量は、656㌧(同2%増)、1㌔平均単価は1073円(同5%増)を記録。同部会は、秋冬の鍋物需要などの消費増に向けて、引き続き高品質安定生産を強化する。 

 

 生産量全体の8割以上を占める菌床シイタケは、春先の高温の影響などで、5、6月の出荷量が前年よりそれぞれ1%減となったものの、培養管理講習会の実施など高温対策を強化。その結果、猛暑で発生への影響が懸念される夏場において、7月の出荷量は3%、8月は6%前年を上回った。6~8月にかけては、首都圏などの消費地で猛暑となり、厳しい販売環境となったが、全国的な品薄傾向の中で安定生産を維持。4~8月までの月別平均単価は同3~7%増と堅調に推移し、販売額を引き上げた。

 

 横手市内で10日に開いた生産者大会には、市場担当者や部会員ら70人が参加。市場担当者らは「猛暑対策の徹底でJA産は比較的安定している。今後の秋冬商戦に向けて、さらなる増産をお願いしたい」と評価した。10月以降の出荷に向けた秋冬菌の培養管理は、8月中旬以降の低温などで順調に経過。柴田徹総合部会長は「前半の生産は全体的に良好だった。今後は安定生産に向けて引き続き最善を尽くすとともに、販促キャンペーンなども強化し、売り場確保に努めたい」と意気込んだ。

(あ)

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花き生産量7%増、前進で単価は減/8月日照不足の影響に配慮を

IMG_5238JA秋田ふるさと花卉総合部会の8月15日を基準にした花き生産量は、昨年度より7%上回る470万本を記録した。しかし、春先からの好天による生育の前進などで単価は同3%減、販売額は2億5700万円(同104%)にとどまった。一方、8月の気象について、曇りや雨の日が多く、日照時間が気象台の観測史上最低となる平年比46%を記録。同部会では、今後の物日需要である彼岸向けの菊類を中心に、栽培管理の徹底を呼びかけている。

 

 生産量全体の7割以上を占める菊類は、5、6月の好天で花芽分化や発達が早まった。さらに、7月以降の高温や日照量の多さで、開花期が平年に比べて小ギクで10日、輪ギクで1週間早まり、盆向けの物日需要よりも大幅に前進。7月下旬の出荷量は輪ギクで前年比122%、小ギクで同139%を記録した。しかし、全国的な前進傾向で単価が伸び悩み、菊全体の1本当たりの平均単価は48.9円(同98%)、販売額は1億8300万円(同106%)にとどまった。

 

 横手市内で5日に開いた前期販売実績検討会には、市場担当者や部会員ら65人が参加。市場担当者らは、「全国的な生育の前進傾向による単価安が続く中、同JA産は比較的有利販売できている」と評価した。さらに、品質については今年も定評を得ていることから、同部会は、今後の防除対策の徹底などによる高品質安定生産を維持していくことを確認。

 

鈴木禎得総合部会長は「物日需要を見据えた栽培管理体制の強化で、市場の期待に応えたい」を意気込んだ。

(あ)

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リンゴ出荷量前年比1~2減見込み/2度の雪害に負けず早期復旧奏功

 

出発式で今年産の出来を確かめる部会員や市場担当者(9月3日/横手市平鹿町/同JA醍醐選果場で)

出発式で今年産の出来を確かめる部会員や市場担当者(9月3日/横手市平鹿町/同JA醍醐選果場で)

JA秋田ふるさとりんご部会は、今年度のリンゴ出荷量が、前年の1~2割程度少ない出荷量4000㌧にとどまる見込みだ。昨年の11月中旬には、初雪の豪雪で出荷量確保が懸念されたが、早期復旧作業などが奏功。被害を最小限に食いとどめた。出荷は9月3日の出発式から本格化。部会は、今後の栽培管理の徹底による安定出荷を呼びかけている。

 

 横手市では、2011年の豪雪でその後の出荷量が3分の1にまで落ち込むなど、大きな打撃を受けた。さらに、昨年11月中旬には初雪が豪雪となり、昨年度の被害額はリンゴだけで6億6800万円に上るなど、産地復興の道半ばで2度目の雪害を受けた。こうした中、同部会は、懸命な復旧により今年度は出荷量4000㌧(前年比15%減)、販売額8億円(同10%減)を見込む。今年は、春先の好天により開花はほぼ平年並みに推移。その後も好天に恵まれ、結実や玉伸び、着色も良好だ。

 

 9月3日、出発式を同JA醍醐選果場で開き、部会役員や全国の取引市場11社など60人が参加。早生種の「さんさ」「つがる」計17㌧を積んだトラックが関東市場へ出発した。佐藤貢部会長は「2度の雪害で大変苦戦したがここが踏ん張りどころ。着実な管理と販売対策の強化で、今後の出荷時期を乗り切りたい」と意気込んだ。

 

10月からは「やたか」「千秋」、11月には「王林」「ふじ」の出荷が続き、県内や関東、関西市場11社に、2月上旬にかけて出荷予定。

(あ)

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桃出荷量回復見込み 選果基準より厳格に 販売を強化

 

より厳しい選果で販売強化を目指そうと出荷規格などを確認する部会員(8月25日/横手市増田町/同JA増田選果場で)

より厳しい選果で販売強化を目指そうと出荷規格などを確認する部会員(8月25日/横手市増田町/同JA増田選果場で)

JA秋田ふるさと桃部会は、2014年度のモモが11年豪雪被害前の出荷量の8割近い105㌧に戻ると見込んでいる。

昨年の11月中旬には、初雪の豪雪で出荷量確保が懸念されたが、新植・改植圃場からの出荷量増などが奏功。回復の兆しを見せている。出荷は主力の「川中島白桃」で31日頃から本格化。同部会は、今後の出荷量増を見据えてより厳しい選果基準を設けるなど、販売対策の強化を呼びかけている。

 

 横手市では、2011年の豪雪でその後の出荷量が被害前の4割に落ち込むなど、大きな打撃を受けた。さらに、昨年11月中旬には初雪が大雪となるなど、産地復興の道半ばで2度目の雪害を受けたが、懸命な復旧により、今年度は出荷量105㌧(前年比99%)、販売額4300万円(同102%)を見込む。

 

 8月25日、生産量の7割を占める主力の「川中島白桃」の目ぞろえ会を、同JA増田選果場で行い、部会員や市場担当者ら70人が参加した。食味を重視して収穫ぎりぎりまで樹上で完熟させる同部会は、個選を実施しており、出荷後に選果場で等級付けを行っている。しかし、等級付けは箱単位で実施し、箱内の玉の品質のバラつきが価格を左右することから、同部会は着色や形状などをより厳しい基準で見分け、価格確保に結びつけることなどを呼びかけた。

 

 長岩一也部会長は「豪雪後、県内出荷が9割となったが、今後の復興に伴い関東への出荷が増える。着実な管理と出荷体制の強化で、間違いのない販売をしていきたい」と意気込んだ。

 今年は、開花期の降雨などで着果量はやや少ないものの、その後の好天で生育は順調。昨年よりも平均で1規格ほど大玉で、持ち味の香りや糖度も良好だ。出荷は9月中旬まで続く見込み。

(あ)

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JA南三陸との〝絆〟金融商品にも 復興支援定期貯金5億円に

 

高橋組合長(右)に目録を贈呈する佐藤専務理事(中央)(8月5日/宮城県気仙沼市/JA南三陸仮本店で)

高橋組合長(右)に目録を贈呈する佐藤専務理事(中央)(8月5日/宮城県気仙沼市/JA南三陸仮本店で)

宮城県のJA南三陸と友好JAを結ぶJA秋田ふるさとが、今年4月から6月にかけて実施した定期貯金「復興支援 〝花は咲く〟定期貯金」の実績が計5億円に上った。

懸賞品として南三陸産のホタテやタコなどの海産物とお米の詰め合わせが当たるほか、実績の0.02%を寄付する同定期貯金には302件が契約。同JAはこのほど、実績の一部を寄付したほか、当選者に懸賞品を発送。利用者からは「貯金しながらできる復興支援」として、好評を呼んだ。

 

 同JAは、東日本大震災被災地の復興支援としてJA南三陸に職員派遣を実施しており、昨年10月には、地域農業振興への寄与などを目指して友好JA提携を結んだ。同定期貯金はその絆をより広げようと企画した。

 

 8月5日、同JAの佐藤誠一代表理事専務が宮城県気仙沼市のJA南三陸仮本店を訪れ、高橋正組合長に目録を手渡した。実績の0.02%に当たる約10万円は、双方の希望で同額分の同JA産スイカ「あきた夏丸」40箱(13㌔)を贈呈。JA南三陸の直売所などで提供された。

 

 11日には、懸賞品を1等(1万円相当)25人、2等(5000円相当)75人の計100人に発送。JAには当選者からの喜びの声が届いている。

 佐藤専務理事は「復興支援の輪を金融商品として示したことで、誰にでも参加しやすい形になったと思う。今後も友好の輪を様々な場面で広げていきたい」と話した。

 

(あ)

 

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