JA秋田ふるさとは、10月6日、同JA山内支店を、今年3月に建て替えされた横手市役所山内庁舎に移設した。市役所内に支店を開設するのは、当JAでは初。同JAでは、地域住民のさらなる利便性向上や行政との連携強化など、さまざまな広がりに期待している。
同庁舎の建て替えで金融機関の導入を検討していた市は、地域住民やJAなどを含めた組織整備検討委員会を2年前に立ち上げて検討。同地区内でライフラインとして定着しているJAへの住民からの要望が強かったことから、採用が決まった。
同日、オープニングセレモニーを、同庁舎1階の同支店窓口前で開き、市やJA担当者ら30人が参加。小田嶋契組合長や高橋大市長がテープカットをした。小田嶋組合長は「行政とJAが一体となったサービスを展開したい。人口減少や地域農業の諸課題に対して、一層連携を深めたい」とあいさつ。高橋市長は「一つ屋根の下だからこそできる新たな取り組みも視野に入れていきたい」と意気込んだ。
(あ)