2度の雪害乗り越えたブドウ 佐竹知事へ収穫報告


 

2度の雪害を乗り越えたブドウを味わう佐竹知事(左)

2度の雪害を乗り越えたブドウを味わう佐竹知事(左)

JA秋田ふるさとぶどう部会は、9月25日、秋田県庁を訪れ、佐竹敬久知事に種なし大粒ぶどうの収穫報告をした。

2011年と昨年の2度の豪雪で、出荷量は昨年よりも2割少ない460㌧にとどまる見込みだが、懸命な復旧で被害を最小限に食い止めた。今年産は、6、7月の好天で結実は良好。8月の日照不足の影響も少なく、大粒で甘みも十分に仕上がっている。

 

 同部会員や県・JAの担当者ら7人が訪問。種なし大粒品種「シャインマスカット」「ピオーネ」「シナノスマイル」の3品種の出来を報告した。早速試食した佐竹知事は「香りも甘みも豊かで実においしい」と太鼓判。同部会無核会の高橋弘会長は「産地復旧への願いを込めて、いつもに増して心を込めた。このおいしさを、多くの人にかみしめてもらえたら嬉しい」と期待を込めた。

 

 横手市では、11年1月の豪雪被害でブドウの約4億円の被害があり、中長期的な産地復旧を目指してきた。しかし、昨年11月中旬には、初雪による被害が発生。被害面積は全体の1割を超える約15㌶、復旧に必要な資材や樹体被害を合わせると、7600万円に上った。

 

(あ)

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