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悲願の日本一へ  JA秋田ふるさとが雄物川高校バレー部にコメ毎月150㌔の提供を開始

 

宇佐美監督(左)と高橋主将(左から2番目)に産米を手渡す高橋組合長ら (6月18日/横手市雄物川町/雄物川高校で)

宇佐美監督(左)と高橋主将(左から2番目)に産米を手渡す高橋組合長ら
(6月18日/横手市雄物川町/雄物川高校で)

 高校男子バレーボールで悲願の日本一を目指す秋田県立雄物川高校男子バレーボール部を、地元産のお米で応援しようと、JA秋田ふるさとは、7月から、同JA産米の提供を始める。

来年6月分までの1年間、毎月玄米で150㌔、計1800㌔を贈る。部員1人あたり年間約100㌔の地場産米を食べてもらうことで、全国一への活力にしてもらう。

 

 同校バレーボール部は、部員21人のうち17人が校地内の寮で生活している。同部後援会の担当者らが今月上旬、選手らの応援依頼のために同JAを訪れ、JA側が快諾。選手の体力づくりの基盤を担う食生活を支えようと、産米の提供を決めた。

 

 6月18日、同JA産米の贈呈式を同校で開き、部員や後援会の代表者、JA担当者ら30人が出席。7月分として玄米150㌔を贈呈するとともに、同JA高橋慶典組合長らが、宇佐美大輔監督(=同部OB=元全日本代表主将)と高橋令主将(=同校3年)に、10㌔精米を手渡した。

 

 贈呈式で高橋組合長は、全国3位になった1月の全日本バレー選手権大会の成績を踏まえ、「春高バレーでの活躍に感動した。地元産のお米を食べて全国一への活力にしてほしい」と期待。これを受け、高橋主将は「地域の皆さんの応援のおかげでバレーボールに打ち込めている。しっかり食べて力にしていきたい」と抱負を述べた。

 (あ)

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菊生育順調 「物日需要」出荷強化へ

 

露地ギクの需要期出荷強化に向け、今後の管理のポイントを確認する部会員(6月11日/横手市十文字町で)

露地ギクの需要期出荷強化に向け、今後の管理のポイントを確認する部会員(6月11日/横手市十文字町で)

 JA秋田ふるさと花卉総合部会菊部会は、6月11日、露地ギクの現地検討会を横手市十文字町の2か所の圃場で開いた。5月上旬の定植後、日照が多く、気温も高く推移していることから生育は順調。近年課題となっている盆向けなどの物日需要への出荷量増に向けて、防除対策や開花コントロールの徹底を呼びかけている。

 同部会はこの数年、長雨や猛暑などの異常気象の影響で、盆や彼岸などの物日需要期の出荷に課題が残っていた。特に、年間生産量の6割以上を占める7月末から8月中旬にかけての盆向けでは、定植後の干ばつや7月の長雨の影響で製品率が低下。昨年同時期の出荷量は前年の85%程度にとどまった。

 講習会には、種苗会社や県の担当者、部会員ら50人が参加した。5月中旬以降、気温が高く乾燥傾向で経過していることから、花芽分化は輪ギク、小ギクともにやや早まる可能性がある。開花コントロールの技術を中心に、出荷量や等級の確保に向けた防除と排水対策などについて、丁寧に確認した。担当者らは「生育は例年になく良好に推移している。今後の管理を万全にし、物日需要に応えてほしい」と呼びかけた。

同部会では今年度、キク全体で出荷量740万本(前年比112%)、販売額4億円(同118%)を目指す。

(あ)

 

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「ふるさと農業体験2014夏編」 49人が田植えなどを体験

ヒマワリの種植えにも挑戦

ヒマワリの種植えにも挑戦

雨にも負けず、手植えを楽しみました

雨にも負けず、手植えを楽しみました

 JA秋田ふるさとは、6月14日、横手市内の小学生児童親子を対象に、日帰りグリーンツーリズム「ふるさと農業体験2014夏編」を横手市平鹿町で開いた。夏と秋の年2回実施し、今年で9年目。農家との交流や農作業体験を通して、地元農業の魅力を体感してもらうのがねらい。 1年生から6年生までの児童の親子17組49人が参加。JA青年部員の田んぼ20㌃に「あきたこまち」の苗を手植えしたほか、田植え機による田植えの実演、さらに、5㌃の圃場にヒマワリの種植えも体験した。ヒマワリは夏に迷路として遊ぶことができるよう、ジグザグの形に播種した。

 参加した児童の母親は「学校農園で田植えを実施しない学校もあるので、親子で体験できる良い機会。地元農家の皆さんをより身近に感じることができるので、次回も参加したい」と笑顔で話した。10月にば「秋編」として稲刈りなどを実施予定。

(あ)

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トマト高温対応品種導入でリスク分散 品質維持し安定生産強化へ

 

新たに導入した大玉品種「りんか409」の定植後の管理について確認する部会員ら(6月5日/秋田県仙北郡美郷町野荒町で)

新たに導入した大玉品種「りんか409」の定植後の管理について確認する部会員ら(6月5日/秋田県仙北郡美郷町野荒町で)

 JA秋田ふるさとトマト部会は、今年、近年の猛暑による収量の伸び悩みに歯止めをかけるため、高温に強い品種「りんか409」の栽培を始めた。

部会員67人中20人が新たに導入。出荷量全体の3割が同品種となる見込みで、リスク分散による夏場の安定出荷を目指している。

  

同部会はこれまで、食味が良好な品種「桃太郎」シリーズを中心に栽培。しかし、近年の猛暑などの影響で裂果や樹勢の低下がみられ、この数年は出荷最盛期となる8月の出荷量が平年の8割にとどまるなど、夏場の出荷量の確保が課題となっていた。

 「りんか409」は高温下でも品質が安定し、多収、さらには秀品率の高い耐病性大玉品種。「桃太郎」シリーズに並ぶ良食味であり、暑い時期でも食味が落ちないことから、同部会は3年前から試験栽培に取り組み、今回の導入を決めた。

 6月5日、同品種に取り組む部会員の圃場で栽培講習会を開き、部会員や種苗会社の担当者ら30人が定植後の管理のポイントを確認した。同品種は高温期の着果性が良く、樹勢管理もしやすいとされるものの、ここ数日の高温で干ばつ傾向の圃場が多いことから、種苗会社の担当者は「かん水の適期実施が安定生産の分かれ道となる。ハウス内の高温対策や裂果防止、樹勢確保のために、これまで以上にかん水対応に気を配ってほしい」と呼びかけた。

 佐藤宗一部会長は「これまでの栽培品種とは勝手が異なるが、種特性に合わせた栽培方法を早く定着させて、安定生産を望む市場からの期待に応えたい」と意気込んだ。

 同部会は6月下旬から11月上旬月頃にかけて、県内や関東市場を中心に出荷。今年度は出荷量600㌧(前年比120%)、販売額2億円(同110%)を目指す。

(あ)

 

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スイカ生育順調  「かん水」「子ヅル本数確保」 「ツル引き」早期実施を

定植後のスイカの生育状況や今後の管理を確認する部会員(5月29日/横手市雄物川町で)

定植後のスイカの生育状況や今後の管理を確認する部会員(5月29日/横手市雄物川町で)

秋田県一のスイカ生産量を誇るJA秋田ふるさと西瓜部会(播磨和宜部会長)は、5月29日、栽培講習会を横手市内2か所の圃場で開き、部会員ら50人が参加した。

4月中旬の定植後、日照時間が多めに確保されたため活着が良く、生育は順調。今後も好天が続き、生育が早まるとみられることから、同部会はかん水や授粉などの早めの実施を呼びかけている。

 県農林部農業振興普及課の担当者を講師に迎え、生育状況や今後の管理のポイントを確認。早出し用として栽培している品種「あきた夏丸」や「祭ばやし」「縞無双(しまむそう)」などのトンネル移動式栽培におけるトンネルの移動方法や授粉、着果後の管理などについて確認した。

 4月中旬に定植したトンネル栽培では、現在子ヅルの伸びか活性化しており、交配は平年よりやや早い5月末から6月初旬頃に開始することが見込まれている。

収穫するスイカの食味や大きさ、収量などの優劣は、今後着果させる子ヅルの生育によって大きく左右することから、県担当者は「かん水の早期実施で干ばつ対策をとるとともに、交配時期までに子ヅルの本数確保とツル引き作業を行い、高品質安定生産を目指してほしい」と指導。

これを受けJA担当者は「田植えと同時期の作業で大変だが、年々高まる当JA産への市場からの期待に応えるために、着実な栽培管理を心がけよう」と呼びかけた。

 同部会は生産者数366人。今年産は7月中旬から8月下旬にかけて出荷予定で、今年度は出荷量7500㌧(前年比119%)、販売額12億円(同109%)を目指している。

(あ)

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「ハピネッツ応援米」 秋田NH選手らが横手市の小学生と田植え

長谷川誠テクニカル・ディレクター(中央)とともに田植えに挑戦する児童たち(5月29日/横手市雄物川町で)

長谷川誠テクニカル・ディレクター(中央)とともに田植えに挑戦する児童たち(5月29日/横手市雄物川町で)

男子プロバスケットボールbjリーグ「秋田ノーザンハピネッツ(秋田NH)」の選手らが、5月29日、横手市雄物川町を訪れ、同市立雄物川北小学校5年生の児童(41人)とともに「あきたこまち」の田植えを行った。収穫したお米の一部は、売上の一部を同チームの活動資金として提供するJAグループ秋田の商品「ハピネッツ応援米」として販売する。

 JA全農あきたとJA秋田ふるさとが主催した。横手市雄物川町は、長谷川誠テクニカル・ディレクターの出身地。長谷川さんと選手ら計3人が、旧舘合小学校裏の同校の学校田を訪れ、児童らとともに10㌃の圃場に手植えに挑戦した。

同JA青年部雄物川支部の部員ら4人も指導者として協力。部員が手植えの方法について説明した後、児童は選手らとともに歓声を上げながら田植えを終えた。

 児童の一人は、「憧れの選手と一緒に交流できて嬉しい」と目を輝かせた。長谷川氏は「地元の子供たちと農業を通じた交流ができ、こちらも嬉しい。今後も様々な場面で子供たちとの交流を増やしたい」と意気込んだ。

 秋田NHは、5月25日に東京・有明コロシアムで開かれたbjリーグのプレーオフファイナルズで準優勝。北東北初のプロスポーツチームとして、「スポーツ王国あきた」を北限から発信している。

 など、同校では10月に稲刈り体験を実施予定。

(あ)

 

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「省農薬米」契約圃場で仕入れ業者が田植え

契約栽培を行う圃場で田植えをする仕入れ担当者ら(5月27日/横手市平鹿町で)

契約栽培を行う圃場で田植えをする仕入れ担当者ら(5月27日/横手市平鹿町で)

大手外食チェーン「びっくりドンキー」を展開する(株)アジアル(本社・名古屋市)などの関西地方の加盟店3社は、2000年から、JA秋田ふるさとと「あきたこまち」の契約栽培を行っている。

安全安心でおいしい米を提供しようと、同JA稲作部会平鹿支部省農薬米研究会が、県の慣行栽培に対し化学肥料9割現、除草剤散布を1回のみとする「省農薬米」として栽培。この生産状況を確認しようと、5月27日、各社の仕入れ担当者ら5人が、横手市平鹿町の栽培圃場を訪れ、田植え研修を行った。

 担当者らは、今年度の栽培状況について生産者からの説明を受けた後、40㌃の水田に田植えを行った。担当者の一人は、「生産者の苦労を知り、圃場から消費者の口に入るまでをともに作ることが大切。今後もつながりを大切にし、消費者の信頼に応えていきたい」と力を込めていた。

 今年度は、栽培面積135㌶、出荷量600㌧の出荷を予定。要望数量の確保に向け、2012年から、栽培面積を前年(2011年)の2割、出荷量を3割増やし、以来、現在の契約面積を維持している。3社からは、さらなる出荷量の拡大を希望する声も多いが、同JAでは、防除のための農薬が使用できないため、病害虫の発生をいかに防ぐかが課題となっている。JA担当者は「より多くの生産者が取り組めるよう、栽培方法の早期確立を目指し、出荷量増の要望に応えたい」と意気込む。

 なお、10月には、仕入れ担当者による稲刈り研修なども実施予定。

(あ)

 

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「アスパラガス」 トンネル半促成栽培の導入で春先の高単価ねらえ  導入の川崎さん例に学ぶ

トンネル半促成栽培の圃場で栽培方法を学ぶ生産者ら(5月2日/横手市平鹿町で)

トンネル半促成栽培の圃場で栽培方法を学ぶ生産者ら(5月2日/横手市平鹿町で)

春採りアスパラガスの早期出荷を目指そうと、JA全農あきたは、5月2日、トンネルを用いた半促成栽培の講習会を横手市平鹿町で開いた。露地栽培の早期出荷に向けて「トンネル半促成栽培」に独自に取り組むJA秋田ふるさとアスパラ部会副部会長の川崎昇一さんの栽培を例に実施。県内の生産者ら20人が、栽培方法を学んだ。

東京市場における2009年から2013年までのアスパラガスの1㌔平均単価は、出荷最盛期となる5月下旬から7月中旬にかけては1000円前後で推移。一方で、4月下旬には1300円と最高値を迎える。しかし、半促成栽培では3月から4月中旬頃まで、露地栽培では5月上旬以降が出荷時期となるため、高値となる4月下旬が端境期なっていた。この時期は主要産地も端境期となり、全国的に品不足となることから、市場からのこの時期の出荷を望む声も相次いでいる。

露地栽培に取り組む川崎さんは、こうした市場の期待に応えようと、7年前から独自に「トンネル半促成栽培」に挑戦。大雪となった今年、横手市では消雪が4月9日と平年よりも9日遅く、その後の気温も低めに推移したが、日照時間が確保されたため、川崎さんは同栽培ではほぼ平年通りとなる4月22日から出荷。収量も順調だ。

露地栽培の圃場に80㌢ほどの高さのアーチパイプを設置し、ビニールを被覆。その上にフラワーネットを張り、ネットの端を直管パイプにつないで固定する。ハウスの半促成栽培に比べ格安でできるほか、高さも4㍍ハウスの5分の1と低いため、効率良く保温され、設置の際の労力も軽減できる。さらに、設置位置が低いため強風に強く、パイプやフラワーネットは交換の必要もない。参加者の一人は「労力とコストを削減しつつ需要期出荷につなげられるため、大変魅力ある栽培法。ぜひ導入したい」と話し、熱心に質問を寄せていた。

JA全農あきたの担当者は「同栽培をハウス半促成栽培と露地栽培の間に取り入れることで安定生産につなげることが可能。高単価となる時期の出荷を強化し、長期安定生産につなげてほしい」と期待を込めた。

JA全農あきたでは、今年度、同栽培の新規導入者に対し、10㌃当たり2万円を上限とする資材助成を行っている。

(あ)

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融資相談専門「ローンセンター」オープン!土日営業は県内JA初

センターのオープンを記念しテープカットを行う同JA役職員ら(4月28日/横手市/JA秋田ふるさと本店前で)

センターのオープンを記念しテープカットを行う同JA役職員ら(4月28日/横手市/JA秋田ふるさと本店前で)

JA秋田ふるさとは、4月28日、融資相談を専門に行う事業所「ローンセンター」を横手市駅前町の同JA本店1階にオープンした。

平日の各支店営業時間(8時30分~17時)への来店が難しい勤務者などを対象に、住宅ローンなどの各種ローン相談をもっと便利に利用してもらおうと開設。融資相談を専門に土日に営業を行うのは、県内JAでは初。

 通常の同JAの営業時間を延長し、平日は9時から19時まで、土日は9時から16時まで営業する(水曜日・祝祭日は休業)。6人の専門職員が交代で窓口に常駐し、融資相談や申込手続きなどに応じる。

 

 同日、開所を記念した式典を、同JA本店で開き、役職員ら27人が出席。その後テープカットを行い、業務を開始した。

高橋慶典組合長は「融資事業をさまざまな世代により便利にご利用いただくため、同センターを開所した。専門性の高いサービスで、地域の期待に応えていこう」と抱負を述べた。

 同センターは、本店1階を改装し、貯金窓口の奥側に設置。個室の相談室のほか、仕切りを設けた窓口で相談に応じる。

【お問合せ】JA秋田ふるさとローンセンター 電話 0182―38―8601

(高橋)

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きのこ20億円達成! 高品質安定生産が奏功

きのこ販売20億円の達成を記念した祝賀会に臨む部会員ら(4月15日/横手市内で)

きのこ販売20億円の達成を記念した祝賀会に臨む部会員ら(4月15日/横手市内で)

JA秋田ふるさときのこ総合部会は、昨年度の販売額が20億円を超えた。猛暑などの影響による春夏期の全国的な品不足の中、安定的に高品質生産を行ったことなどが功を奏し、1㌔平均単価が前年比5%増、販売額で3%増を記録した。

しかし、出荷量では需要最盛期となる12月に伸びず、前年より2%減となったことから、同部会は年末の出荷量増に向けた栽培管理で、さらなる産地力の強化を目指す。

 全体の8割以上を占める菌床しいたけの1㌔平均単価は1155円(前年比105%)、販売額18億6700万円(同103%)を記録。月別の1㌔平均単価は5月に1108円(同114%)、7月に1053円(同109%)を記録するなど、軒並み高単価となった。

出荷量では12月の最需要期の出荷が伸び悩み、年間出荷量は1616㌧(同99%)にとどまった。

 同部会は4月15日、20億円の達成を記念した祝賀会を横手市内で開き、全国15の市場担当者や部会員ら100人が達成を祝った。市場担当者からは「全国的な品不足の中でこの結果は素晴らしい」とさらなる期待を寄せる一方で、「一年で最も需要のある12月の出荷を強化してほしい」との声が相次いだ。

これを受け、同部会は今年度、栽培講習会などの適期実施で技術の高位平準化を図り、需要期を見据えた高品質安定生産の強化を図ることを確認した。

 優績生産者表彰では、最優秀賞に佐藤新悟さん(平鹿)が輝いた。なお、同日開いた通常総会では、任期満了に伴う役員改選を行い、総合部会長に柴田徹さん(大雄)を新たに選出した。

(高橋)

 

 

 

 

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