Archive for category 農の風景 四季の風景

稲刈りラストスパート

今年は(も?)不安定な天候に悩まされた管内。

稲刈りしたいのに雨、雨、雨とやきもきした農家さんは多かったのではないでしょうか。

ここ2日ほど天候が安定し、大急ぎで稲刈りに励む農家さんを撮影してまいりました。

お話を伺った農家さんは「今年はなかなか思うように稲刈りできなかった。それでもあと2日程で終わる」と、胸をなでおろしているようでした。

とはいえ、通勤時や取材時に管内を走っていると、まだまだ刈り取りの終わっていない田んぼがチラホラ・・・。このまま晴れが続いてほしいと願っております。

※昨日(17日)、夜に結構強めに雨が降りましたね・・・。今日の朝は日差しも出ているようですが、午前中は田んぼに入れるでしょうか?心配です。

   

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稲刈りの季節ですね。

今日、9月29日、市立十文字第二小学校にて稲刈りが行われました。

春にみんなで田植えに挑戦し、その後苗はスクスクと成長。

黄金色が一面に広がりました。

4年生から6年生までが稲刈りを行い、保護者などが杭掛けをして乾燥。

その後脱穀し、11月下旬には餅つきを行うそうです。

もち米だったんですね・・・見た目では判断できませんでした・・・。

リンゴなら・・・リンゴだったら・・・!!!!!

さて、そんなこんなで児童たちは楽しく稲刈りを行いまして、

私もちょっぴりお手伝い。

頭頂部薄くなってきてませんか・・・。

そして名札邪魔。

 

児童たちには将来農家になってほしいとも思いますが、現実問題なにもないところから農家になるのはとてもハードルが高いと思っています。

こういった活動を通じて私が伝えたいのは「農業は大変」ということではなくて、「作っている人がいる」ということを感じてほしいということです。

さらに言えば身近に食を支える人がたくさんいるということを誇りに思ってほしい。

言い過ぎでしょうか。

農家を志さなくても農家を支えるサポーターとして、将来地元のお米や野菜、果物などを進んで購入し、食べてくれる人になってくれれば、農家が絶えることは決して無いと思います。

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出穂期本審査を実施【大雄水稲採種圃部会】

県産水稲種子の利用拡大に向け、高品質種子籾(もみ)の生産に努めているのが
JA秋田ふるさと大雄水稲採種圃(さいしゅほ)部会

採種圃とは、採種用の農作物を栽培する田畑のことで
上質な種子を収穫するよう慎重に栽培管理をしています。今年度は244㌧全量合格を目指し、県全域に供給する予定です。

 

同部会は優良種子の安定的生産供給と円滑な流通を図ることを目的に広域合併前の1976年大雄村農協時代に設立。
県単位でも大雄地域が県の水稲採種圃に指定されるなど県産米の品質向上に貢献し、昨年には創立40周年を迎えました。

 

8月10日、横手市大雄地域の部会員の圃場で出穂期本審査を実施し、
部会員や県担当者、県産米改良協会、JA職員など15人が参加しました。

3班に分かれて計144筆5,199㌃の圃場を調査。株元や葉の色、出穂の状態を確認しました。

特に大事なのは株元。太さやコシを見れば上(穂の部分)が自ずと決まってくるそうです。

 

「株元がどんな状態になっているのが理想ですか?」と尋ねたところ

「ガヅーンとなった状態でザザザッと生えているのがいいやづ」

………ということで、擬音で察してください…!

管内は6月の地温が低く、出穂期は例年より遅れが生じましたが、7月以降に天候が回復。
県担当者は「穂ぞろいは概ね良好で草丈も良く、稲体も充実している。品質の良い種子籾が期待できる」と話していました。
 

稲穂の撮影はよくしますが、稲の花の接写はなかなか撮影する機会がありません。

雄しべが5~6つ出ているのが良い状態とうかがいました。
「これ写してけだら、父さんだぢ泣いて喜ぶべおん」と話すのは、
笠をかぶった自称「変なおばさん」(とは言いながら凄い方です)

 

 

農道でストレッチをする「変なおばさん」と上から写した稲です。

 

私(き)、取材中、鼻ムズムズ後半はくさめが止まらず、イネ花粉症、確定いたしました。
部会員の皆さん、担当者の皆さん、ご心配をかけました!!もう大丈夫だと思いたいです 汗

 

 

 

 

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豊作祈願祭【稲作部会 平鹿支部】

JA秋田ふるさと稲作部会平鹿支部は7月2日に豊作祈願祭を開き、部会員20人が参加しました。

里見地区の農産物総合分析センターで神事を行い、
古くより仙北平鹿雄勝地域の農の信仰を集める湯沢市の東鳥海神社にて農産物を供し、
装飾を施した恵比寿俵(えびすだわら)を奉納しました。

7月2日は1年を72分割し、
ほぼ5日間隔で区切った「七十二候」の一つである半夏生(はんげしょう)にあたります。

毎年この時期に水稲の田植えを終え、無事の豊作を祈願しています。

鳥海山に対し東側に位置し山姿が似ていることから、東鳥海山と名付けられ、古くから信仰の対象となっていた東鳥海神社。
由緒は不詳だということですが、延暦年間に坂上田村麻呂が創建したと伝えられています。

中世では小野寺氏から崇敬を受け、近世では佐竹南家の崇敬社として寄進を受けたという歴史があるそうです。
神社仏閣と史跡大好きな私(き)、終始興奮気味で撮影していました。

同祭は合併以前の旧里見農協時代以前から続く行事であることがうかがい知れます。

「お!これはすごい!」と部会員の方が発見したのがこちら!

見にくいですが、「大正13年」と「平鹿郡里見村」の記載が…!

神事をおこなった後に直会(なおらい)を開き、豊作祈願とともに作業の労をねぎらいました。

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とんぼとかげろうは漢字で書くとどちらも蜻蛉

トンボと聞くと秋の昆虫のイメージが強いのではないでしょうか。

黄金に実った稲穂とアカトンボ。夕焼けに照らされたその姿は古くからの日本の田園風景として非常に趣を感じますね。

さて、日本では古来より縁起の良い昆虫として知られるトンボ。

「勝虫」として前田利家の兜にあしらわれ、本田忠勝の槍も「蜻蛉切」と呼ばれ、恐れられました。

なぜトンボが「勝虫」と呼ばれるようになったかは諸説あり、有名なのは「一直線に前に進むさま、真後ろに進まない(引かない)さま」。これが武将にとっては自らの覚悟を込める意味でも縁起を担いだのではないでしょうか。また、稲作が盛んな日本において稲の害虫を食べるトンボがそもそも日本人に好まれる環境にあったこともあるかもしれませんね。

 

トンボは全世界で約5000種、日本では200種近くが生息していると言われています。

秋のトンボで有名なのはアキアカネなどのアカトンボと呼ばれる種類。

夏のトンボといえばオニヤンマなどの大きなものが挙げられます。

 

今日は数あるトンボの中から「ハグロトンボ」を紹介いたします。

ハグロトンボは夏、7月~8月に多くみられるトンボです。

ハグロという名前は羽が黒い羽黒から付いたという説や、お歯黒を塗ったように全身が黒いからだという説もあります。

オニヤンマのようにビューンと素早く飛ぶことはなく、むしろ蝶のようにひらひらと飛びます。

 

ハグロトンボは一部の地域では「神様トンボ」と呼ばれており、田の神の化身であるとの考え方もあるのだそう。

葉にとまって休む際、羽を閉じて休む姿が手を合わせて拝む姿に見えるからという説があるそうですが、これも諸説ありますので正確なところはわかりません。

そんなハグロトンボは青森では準絶滅危惧種、東京では絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。

思いがけず見かけることができましたので今回撮影しました。

 

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紅い宝石“さくらんぼ”

さくらんぼが始まると、あぁ、夏が来るなぁと感じる(み)です。

6月20日に増田で、21日には十文字でさくらんぼの主力品種であります「佐藤錦」の目ぞろえ会が行われました。

例年であれば6月中旬から始まり、6月末にほとんど終わってしまうさくらんぼ。

旬はあっという間に過ぎていきます。

今年は6月上旬の天候不良により生育が1週間から10日ほど遅れ、21日から出荷がスタート。7月中旬頃までの出荷となりそうです。

増田地区では5月中旬の降雹により、一部の園地で被害が発生しました。

これを受け今年度は雹害果用の規格を設定。生産者に出荷を促し、収入の確保を目指します。

 

贈答用さくらんぼ・・・美しい。

雹害の選別基準を念入りにチェックします。

この穴を基準にサイズを判別します。

 

 

さくらんぼの町十文字として、毎年さくらんぼ祭りを行うほど有名な産地の十文字地区。

初出荷日に合わせた目ぞろえ会の開催とあって参加者で賑わっています。

箱詰めの方法についてしっかりと確認しました。

十文字さくらんぼ部会長の金沢隆志さんの園地にてさくらんぼを撮影させていただきました。

真っ赤で瑞々しいです。

 

みなさんにもこの紅い宝石をぜひ口にしていただきたいです。

 

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てきかをてきかくに

5月30日~6月2日にかけて管内にてリンゴ摘果講習会が行われ、(み)は増田地区の講習会を取材させていただきました。

園地によって1花そうあたりの結実数に大きなバラツキが見られ、結実率をみても中心花の結実率に園地格差が生じているということでした。

これは、開花期間中の強風と降雨の影響で、マメコバチなどの訪花昆虫の活動が鈍ったことが原因のひとつとみられています。

非常に手間ではありますが、人工授粉を行うことで結実数低下のリスクを減らすことができるとのことです。次年度への課題ですね。

増田地区の一部では雹害もあり、キズがみられるものもありましたが、できるかぎり摘果での対応を行うこととしました。

さて、摘果と言われても果樹を栽培している方以外には聞きなれない単語かもしれません。

まずは単語の説明から・・・・・・

上の写真のように、りんごは芽から5~6の花が放射状に咲きます。(小さなブーケみたいですね)

これを「花そう」と言います。

真ん中に咲く花を「中心花」、それ以外を「側花」といいます。

受粉し、花が散ると“がく”が中心に向かって閉じ、(上写真)

リンゴの果実になる部分(花たく)が成長し始めます。(上写真)

 

さて、このまま成長させ続けても栄養が全ての果実にいってしまうと小さなリンゴしかできませんし、仮に大きくなってもお互いがぶつかり合いキズができたり最悪落果してしまいます。

おいしい真っ赤なリンゴをみなさんに届けるために、優秀なものを残し、それ以外は摘み取る。

これを「摘果」と言います。

摘果を速やかに行うことで、それだけ残った果実に栄養が集中しますので、農家のみなさんはこの時期大急ぎで摘果作業を行います。

1個の果実あたり葉を60枚~75枚となるように摘果・・・とのことですが、みなさんは長年の経験とカンで摘果していきます。日当たりが良ければ多めに残したり、樹勢が弱いと摘果数を増やして樹勢の回復に努めるなど・・・。

※樹勢 辞書によると樹の勢いだそうですが、簡単に説明すると樹の生長(成長)が良ければ「樹勢が強い」逆に悪ければ「樹勢が弱い」と言われます。

県の担当者を講師に招き、摘果のポイントのほか、今後の病害虫の防除について教わりました。

 

 

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圃場はエモーション/そらまめの花

圃場の巡視会および講習会を取材してまいりました。

私が取材させていただいたのはスイカとソラマメ。

スイカの取材時、天気は悪くなかったのですが風がとても強く、トンネルを開けて中を見ることはかないませんでしたが、生育は順調とのことで一消費者の立場からもホッと胸をなでおろしました。秋田のスイカ。特にふるさと管内のスイカは市場、消費者からの評価が高く、今年産のスイカも高収量・高単価となってくれることを期待しています!

↑スイカのトンネルがいっぱい。

↑畝作るのうますぎませんか・・・

 

↑閑話休題 雄物川CE(空が青かったら・・・クッ!)

 

 

つづいてはそらまめ

そらまめって素揚げにすると止まりませんよね・・・巡視会の間そのことばかり考えていました(失礼)

ハウスと露地では生育に若干の差がありましたが、どちらも父の日前には収穫期を迎えそうということで、そこのお父さん!そらまめの素揚げとビールはいかがですか!

母の日はカーネーション。父の日はそらまめ。そんな日が来ると信じています。

そらまめの花を初めて見ましたが、全体的に白~薄紫で真ん中の濃い紫が特徴的でした。

つい並んでいると撮ってしまいます。

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多分、桃

今更GWの話題を出しますが、4月末からの大型連休中に地元の増田では桃の花が満開でございました。

写真に収めたいな・・・と強く思いつつも人様の敷地に勝手に入るわけにはいかぬ!と諦めてしまいました。

この諦めた話を地元の理事とお会いした際にしたところ、

「写真撮るのもおめだの大事な仕事だ。勝手に入って撮ったって誰もおめどごな怒らね。」とおっしゃっていただき、

さらには、「なんが言われだら、俺がいいって言ってらっけって言え」とまでおっしゃっていただきました。

嬉しいですね。背中を優しく押していただいたような気持ちになりました。

とはいえ畑の中にズンズン入っていく勇気が私には無かった(スミマセン)ので道路端にある園地に2、3歩侵入しパシャリ(>_<)

ズームを最大限使わせていただきました(^_^;)

やはりGWに満開を迎えた花は散り始め、葉が元気よく生えてきておりました。

来年は前もって桃農家さんに畑の取材許可を取ろう!と心に誓う(み)でありました。

桃は皆さんが良く目にする桜と同じで花が咲いた後に葉が出ます。満開の時期は本当に綺麗で、鮮やかな桃色が青空に本当に映えるんですよ!!!

桜とはまた違う感動を与えてくれます!!!

花は半分以上散ってしまい、葉っぱがニョキニョキ。

綺麗な桃の花ですね・・・

 

 

さて、桃の花は間もなく終わりを迎えるわけですが、次はリンゴの花が満開を迎える時期がやってきますよ!

可憐で清純なリンゴの花・・・ほんの少しですが撮影してまいりましたのでどうぞ!

 

 

 

これからも皆様に旬をお届けできるよう、「足は軽く」取材に励みたく思います。

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探してみた

写真が苦手ですが写真は載せたい。ワガママな(み)です。

取材の中から個人的に興味深かったものを掲載させていただきます。

花の刺し芽作業です。

管内で盛んな花き栽培。実際どう育てているのか。イマイチわかっていなかった私。

「刺し芽」とは・・・

株の一部を切り取り、土に刺し、発根させて数を増やす作業の事。

種から育てるんじゃないんですね・・・

私のような素人の目から見ると、葉っぱを土に刺して、本当に育つの?と疑問を抱かずにはいられませんが、ちゃんと根が生えてくるのだそう・・・生命の神秘ですね。

成長促進剤を付けた葉を・・・・・

刺す!

また取って・・・

刺す!

ちなみにこれ1枚に200穴があいてます(つまり200本刺さってます)

それをずらーーーーー!壮観であります!

若干萎れているように見えますが、これから根が張って、水分、栄養を吸収し始めると、元気にグングン育っていきますよ!

どうですか?花き栽培に興味が湧いてきませんか?

ちなみに小学生のころ、サツマイモを栽培しましたが、その時も茎を地面に斜めに刺しておしまいだったような気がします。

「刺し芽」を昔体験していたとは・・・小学校、ありがとう。

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