出穂期本審査を実施【大雄水稲採種圃部会】


県産水稲種子の利用拡大に向け、高品質種子籾(もみ)の生産に努めているのが
JA秋田ふるさと大雄水稲採種圃(さいしゅほ)部会

採種圃とは、採種用の農作物を栽培する田畑のことで
上質な種子を収穫するよう慎重に栽培管理をしています。今年度は244㌧全量合格を目指し、県全域に供給する予定です。

 

同部会は優良種子の安定的生産供給と円滑な流通を図ることを目的に広域合併前の1976年大雄村農協時代に設立。
県単位でも大雄地域が県の水稲採種圃に指定されるなど県産米の品質向上に貢献し、昨年には創立40周年を迎えました。

 

8月10日、横手市大雄地域の部会員の圃場で出穂期本審査を実施し、
部会員や県担当者、県産米改良協会、JA職員など15人が参加しました。

3班に分かれて計144筆5,199㌃の圃場を調査。株元や葉の色、出穂の状態を確認しました。

特に大事なのは株元。太さやコシを見れば上(穂の部分)が自ずと決まってくるそうです。

 

「株元がどんな状態になっているのが理想ですか?」と尋ねたところ

「ガヅーンとなった状態でザザザッと生えているのがいいやづ」

………ということで、擬音で察してください…!

管内は6月の地温が低く、出穂期は例年より遅れが生じましたが、7月以降に天候が回復。
県担当者は「穂ぞろいは概ね良好で草丈も良く、稲体も充実している。品質の良い種子籾が期待できる」と話していました。
 

稲穂の撮影はよくしますが、稲の花の接写はなかなか撮影する機会がありません。

雄しべが5~6つ出ているのが良い状態とうかがいました。
「これ写してけだら、父さんだぢ泣いて喜ぶべおん」と話すのは、
笠をかぶった自称「変なおばさん」(とは言いながら凄い方です)

 

 

農道でストレッチをする「変なおばさん」と上から写した稲です。

 

私(き)、取材中、鼻ムズムズ後半はくさめが止まらず、イネ花粉症、確定いたしました。
部会員の皆さん、担当者の皆さん、ご心配をかけました!!もう大丈夫だと思いたいです 汗

 

 

 

 

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