甘み・水分・シャリ感抜群! スイカ出発式


写真① 写真② IMG_1074 IMG_1110秋田県一のスイカ生産量を誇るJA秋田ふるさと西瓜部会は7月15日、スイカ出発式を同JA雄物川集出荷所で開いた。6月以降の干ばつによる生育不良が心配されたが、かん水などの栽培管理の徹底に加えて、昼夜の気温差が大きかったことから、持ち前の甘みや水分、シャリ感は抜群だ。同部会では販売額11億円(前年比4%増)を目指している。

 

秋田県産の大玉スイカは、長野、山形両県と並ぶ、7月下旬から8月中旬にかけての大産地。同JA産は「あきた夏丸」「縞無双」などで、県内出荷量の7割以上を占める。平年並みの7月10日から始まった出荷は、9月上旬にかけて県内や関東、関西など全国市場に出荷し、7000㌧の出荷を見込む。

JAは昨年、ピーク時の確実な輸送便を確保するため、関西市場向けに出荷するスイカの一部を、従来のトラックによる陸送からフェリー輸送に切り替えた。今年度はこのフェリー便をさらに増便し、輸送体制の強化を図る。また、検査体制も強化し、さらなる品質の均一化も図る。

播磨和宜部会長は「夏スイカの責任産地として、美味しさを全国に確実に届けたい。自信を持てる品質に仕上がっているので、生産・販売の両面をしっかりと行っていきたい」と意気込んだ。

出発式には、同部役員や県、市、JA担当者など30人が参加。神事やテープカットを行った後、60㌧が関東や関西市場に向けて出発した。

(あ)

(日本農業新聞への送稿記事)

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