きゅうり販売額 過去最高 2億4400万円記録


JA秋田ふるさときゅうり部会の10月14日を基準にしたキュウリ出荷量は、過去最高の2億4400万円(前年比18%増)を記録した。

同部会が10月29日に横手市内で開いた実績検討会で公表した。キュウリ出荷は抑制栽培の施設物が11月上旬まで続いたため、記録はさらに更新する見込み。8月の日照不足で同月の出荷量が2割減となるなど厳しい環境にさらされたが、出荷量は全体で853㌧(同10%増)を記録。1㌔平均単価は286円(同6%増)を維持した。

販売実績検討会には、市場担当者や部会員ら80人が参加。市場担当者からの講評では、今年の厳しい栽培環境下での品質の安定を評価する声が相次いだ。しかし、一部圃場ではウィルスの被害によるしおれなども発生したことから、同部会は栽培品種の再選定や数品種作付けによるリスク分散など、長期安定出荷に向けた栽培体系を強化することを確認した。

佐藤孝弘部会長は「厳しい気象条件にも対応できる産地を引き続き目指したい」と意気込んだ。

なお検討会は、次の通り今年度の優秀生産者を表彰した。

菊地円蔵(十文字)、藤原孝男(十文字)、松沢清光(平鹿)、小野秀俊(雄物川)、寿松木俊一(大雄)、遠藤義克(平鹿)、高階寿(山内)

(あ)

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