JA秋田ふるさとで、各総合支店が独自に掲げたキャッチフレーズに合わせて行う企画が新たな地域交流を生み出している。
支店機能の強化を目指し、今年度から10カ所ある全支店で実施。キャッチフレーズを具体化した独自の企画は「JAがより身近に感じるね」などと好評。新たなJAファンの獲得につながると期待されている。
平鹿総合支店は2月23日、地域のスポーツ振興を応援しようと、地区内の小学生チームを対象にミニバスケットボール交流大会「U―12バスケットinひらか」を横手市平鹿町の浅舞小学校体育館で初めて開いた。同支店で作ったキャッチフレーズ「現場主義!『ひ・ら・か』 ひとびとの〝らいふ〟に〝かっき〟を!」を具体化した。
職員や地区内の生産者にバスケットボールの元競技者や指導者が複数いることから、「趣味のスキルを活かして地域のふれあいを生み出せないか」と職員が発案。同地区内から6チーム、3年生から6年生までの児童ら97人とその保護者ら、合わせて250人が参加した。
交流戦ではそれぞれ1試合ずつ交流し、児童らの熱心なプレーに観戦に訪れた保護者からの熱い声援が送られていた。試合後は、産米のPRも兼ねて新品種「つぶぞろい」のおにぎりを児童らにふるまったほか、ホウレンソウやシイタケなどが当たる抽選会も実施し、好評だった。
木村公夫総合支店長は「職員の趣味や日頃の活動などの〝強み〟と地域の〝需要〟を組み合わせることで、新たな地域活性を生み出すことができる。今後もマンパワーを活かして独自性を打ち出していきたい」とその広がりに期待している。
交流試合の結果は次の通り。
【男子】▼醍醐小51―浅舞小18 【女子】▼浅舞小39―雄物川小28 ▼醍醐小35―吉田小26
(高橋)