消費地の生の声 今後の生産に活かして  JA青年部増田支部が「リンゴ」大阪で販売促進


▲大阪市内の百貨店で来店者に同JA産りんごを進めるJA青年部員ら (1月15日/大阪市/阪神百貨店梅田本店で)

▲大阪市内の百貨店で来店者に同JA産りんごを進めるJA青年部員ら
(1月15日/大阪市/阪神百貨店梅田本店で)

自分たちが生産したりんごがどのように流通し、販売されているのかを知ろうと、JA秋田ふるさと青年部増田支部は1月15日、大阪府を訪れた。豪雪被害の産地復旧を目指す同JA産りんごに追い風を送ろうと同支部が初めて実施。りんごを栽培する20代から30代の若手部員ら6人が、同JA産を販売する百貨店や量販店を訪れ、店頭での販売促進に奮闘した。

 

 大果大阪青果株式会社(大阪市)で競りの様子を見学した後、部員らは各2人ずつに分かれ、「平和堂」アルプラザ高槻店(高槻市)と香里園店(寝屋川市)、「阪神百貨店」梅田本店(大阪市)の3カ所の青果物売り場で店頭に立った。このうち平和堂香里園店では、「雪深い秋田県産のりんごはいかがですか」などと声をかけ、来店者に試食をすすめながら販売。美味しいりんごの見分け方などの質問に答えながら笑顔で応対すると、1個98円の「ふじ」がおよそ3時間で550玉売れるなど、大盛況だった。

 

 同支部の鈴木和幸(としゆき)部長は「想像以上の売れ行きと〝美味しい〟という声の多さに衝撃を受けた。豪雪被害からの復旧を目指す当JA産りんごを、今後も若手の力で盛り上げていきたい」と意気込んだ。

(高橋)

Comments are closed.