いのち育む営み【増田地域農業体験交流学習】


約1か月ぶりの更新です。(き)です。
春かと思えば夏の陽気です。皆様、くれぐれも体調にご留意されますよう…

本当は5月にアップする予定でしたがごにょごにょ…と言い訳はさておき、
5月取材に行き、印象に残った増田地域の農業体験について書きたいと思います。

横手市は、農業体験交流学習を県立増田高等学校で開き、全5回の開催のうち第2回目を行いました。
交流学習は「ひと粒の種から、ごはんになるまで」をテーマに地元の子どもや地域団体との異世代間交流を行いながら
「食」と「農」の大切さを学ぶことを目的として2004年から毎年開催しているものです。

 

 

4月下旬に開催した第1回目の交流学習では手作業での播種作業を体験。第2回目は田植え体験を行いました。

播いた種がしっかりした苗に生長!

交流学習では市立増田小学校5年児童47人と地域住民、市担当者が参加。
増田高等学校農業科学科の3年生8人が「お米の先生」となり、同校圃場で手作業による田植えを指導しました。

  

素足で田に入り、泥の感触に歓声を上げながら1人2条ずつ約6㍍を植えました。

約1時間かけて田植えを終えた後、田植え機の実演も見学し、手作業と機械での時間を比較しました。

 蛙も、田螺も元気に生きているね!

 

農業体験を終えた児童の一人は「手植えは難しかったけれど、だんだん簡単になった。
 家でも米を作っているので進んで手伝いをしたい」と笑顔で話していました。

次回は生き物調査や稲の生育調査などを実施します。

 

田植え体験が終わった後、同校の佐々木先生が
「今日体験したことをお家の人に『食べ物を作ってきたよ』と報告してほしい」と
 児童の皆さんに呼び掛けていました。

「食べ物を作る」という言葉、現在農業に従事している方にも、これから農業を志す人にも大切な言葉だと感じました。

取材をさせていただいて3年目になりますがその度に「農業とは何か」という原点に立ち返りながら
児童の皆さんと一緒に学習させていただいております。

作物を作る、この営みがないことには食べ物を得ることができません。
ごはんがどのようにして出来ているのか、多くの人の手が関わることで食卓に届けられている。
収穫された作物が加工や調理されて食べ物となって私たちの口に入り、体を作る。

それは当たり前のようでいて当たり前のことではないのだと気づかされました。

また取材にうかがって、
稲の生長や子どもたちの成長を追っていきたいと思います。

 

 

Comments are closed.