日本農業新聞のミカタ~③~


3回目になりました。

そろそろ農業新聞の核ともいえる市況に触れていきたいと思います。

とはいえいきなり市況の見方と言われてもイマイチわかりづらいと思いますので、

今回は農業新聞の1ページ目右下「日農INDEX」を紹介します。

これは市況をかいつまんだものと言っていいでしょう。

主に前日の主要品目における市場価格、そして比較として前市(毎日市場が開いているわけではないので前日ではない)比、平年(過去5年の平均)比などが掲載されています。

主要品目だけですので、皆さんがスーパーでよく見かける野菜や果実などの市場価格を知ることができます。

例として5月21日付の日農INDEX(20日取引分)を挙げると、

ハクサイが46円/1㌔で平年比69%

アスパラガスが1,419円/1㌔で平年比125% などとなっています。

ハクサイがお求め易くなったのね!と素直に喜ぶもよし、急に気温が上がってお鍋用の需要が減ったのかしら?や、ハクサイが豊作なのかしら?と需給のバランスに思いを馳せるのも楽しいと思います。

 

また、価格動向ランキングというのも掲載されている場合もあり、こちらは5月22日掲載分ですが、

平均比高値ランキング野菜部門2位アスパラガスが125%と上記通りですが前週比-9%。供給が需要に追い付いてきたのでしょうか?

平年比安値ランキング野菜部門1位グリーンリーフが54%。さらに前週比-24%。供給過多となっていますね。気温が上がってきたので全国から集まってきているのかもしれません。

 

 

詳しい見方はまた紹介させていただきますが、ここを見るだけでも最近の市場の動向を知ることができますので、入門としては最適と思います。

ではまた次回。

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