Archive for 5月 30th, 2017

「3月1日は日曜日で祝日、晴れの日でした」

以前Twitterで見かけた文章なのですが、これを読めない日本人はほぼいないでしょう。

しかし、海外出身の方が日本語を学ぶ上でこの文が超難問なのだそう。

理由は“ひらがな”に直してみるとわかります。

「さんがつついたちはにちようびでしゅくじつ、はれのひでした」

気が付きましたか?「日」読み方が全て違うんです。

日本語は面白いですね。

 

さてその日本語ですが海外の方から見て難しいと言われる理由は他にもあって、

漢字、ひらがな、カタカナを織り交ぜて使うというところ。

送り仮名があるのもまた独特ですね。

 

私が独特だなと感じる点は2点ありまして、

ひとつは母国語なのにふりがな(ルビ)を振る文化があること。

もうひとつが、日本語で言った方がわかりやすいのに横文字を使いたがる傾向があるということです。

もちろん、横文字の方が浸透していて伝わりやすい場合ももちろんあるわけですが、

最近だと東京オリンピックに向けて「レガシーを残すためのアクション」「ポジティブなレガシー」という言葉が多用されています。

ピンとこないんですよね。

「遺産を残すための行動」ではダメなんでしょうね。「前向きな遺産」ではダメなんでしょうね。

国や都を先導していく方々がこういう言葉を多用しているのを見ると、

ワザとわかりづらくして私たちを欺こうとしているのかな・・・などと捻くれた考えをしてしまいます。

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